2012年広島旅行の記事
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- たまゆら 舞台探訪 御手洗編
- 広島の旅 うさぎの島 大久野島に行ってきた
- 広島の旅 尾道で朝日を撮ってきた
大久野島はたまゆら本編には映像こそ出てきておりませんが、hitotose第7話「竹灯りの約束、なので」の中で憧憬の路で賑わうほぼろ店内の親子の会話に出てきておりました。
父「うさぎの島は明日行こうな」
子「約束だよ」
その島が大久野島になります。
ここも竹原市なのですが、佐藤順一監督が大久野島の存在を認識していることで「もしかしたら2期で舞台になるかも!!!」と思い下調べに行こうと思っていました。
ちなみに大久野島の存在を知ったのはこちらのサイト様の記事を読んだおかげでございます。
たまゆら聖地~竹原~でレッツフォトなので(番外編) (ヲタにつける薬なしさん) |
うさぎが沢山いることで有名な大久野島ですが、元々は化学兵器製造の拠点で「毒ガス島」と呼ばれていたほどの物騒な島ということです。
が、今はそんな施設もすっかり廃墟になってしまっているようです。
これは….廃墟写真が撮れる!!!
と言うわけで、そんな大久野島の散策記をどうぞ~
忠海駅からフェリーで出発!
竹原駅から三原方面の電車に乗って10分ほど、忠海駅から大久野島へのフェリーが出ています。 忠海駅はたまゆら~hitotose~でちひろちゃんが間違って降りてしまった駅で有名ですね。 |
忠海駅から少し歩いてフェリー乗り場まで向かいます。 位置的には駅の真裏なのですが、出口とは逆のため少し回って踏切を渡らなくてはなりません。 |
時間を合わせていったので、すぐにフェリー到着! 約15分ほどで大久野島に行く事ができます。 呉線の本数が少ないので時間を合わせるのが難しいのですが、こちらの時刻表が分かりやすくて助かりました。
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フェリーに揺られて十数分、大久野島が見えてきました。 なかなか美しい島ですね。 一般人が住んでいないせいか少し雰囲気も物静かな感じです。 それでは上陸!、なので |
大久野島散策開始!
船が来る時間に合わせてビジターセンター行きのバスが待っていてくれます。 が、戦時中の施設の廃墟を回りたかったのでバスはスルーして徒歩で散策を開始します。 |
フェリーを降りてすぐの場所から廃墟巡りがスタートできます。 トンネルに落書きが・・・と思ったら、どうも使用されている頃に書かれたものっぽいですね。 全てがそうかは分かりませんが^^; |
発電所跡
最初のポイントは発電所跡です。 どこでどういう風に発電していたのかは良く分かりませんが、良い感じに朽ちていますね~ 中に入りたかったけど、柵があったので入れないのかと思い行きませんでした。 でも「危険なので何かあっても知らないよ」ということだったみたいなので、少し中を覗いてみたかったな・・・ |
とりあえず見て回るのにどの程度の時間が掛かるのか不明なので、足早に次のポイントへ向かいます。 道も舗装されてるしハイキング気分ですよ♪ 楽しい^^ と、この時は思っていたのです・・・・ |
歩いているとやたら周りに気配を感じると思ったらカニでした。 すっごい沢山いるので驚きます。 でも近づくとすぐ森の中へ逃げてしまいますが。 |
すぐ逃げてしまうカニとは反対に、ウサギは人の姿を見た途端に走って近づいてきます。 餌をねだりに来るのですが、この時は何にも持ってなかったので振り向かずに去るしかありませんでした(´;ω;`) |
火薬庫跡
火薬庫跡に着きました。 いやもう堪らない朽ち果て具合ですね。 大久野島はかつて毒ガス工場のあった島ですが、多数の砲台も配置されいたせいか火薬庫もあったんですね。 |
さてさて、それでは次のポイントへ移動。 ちょっと道の様子が変わってきましたが、坂も緩いし全然楽勝! でも少し天気がおかしくなってきたような。 |
原生林みたいで凄いですが、島内の散策道はほとんどこんな感じです。 |
北部砲台跡
北部砲台跡に到着しました。 高台に配置されていて見渡しも良いので砲撃しやすそうです^^; |
北部砲台跡は幾つかの施設がまとまっていたので見応えがありました。 半円状の部屋は兵舎かなと思いますが、ドーム状の小さい部屋は何なのか不明。 |
北部砲台跡から上に山を登って行くと中部砲台跡に行けるようなので行ってみることに。
これが運命の分かれ道でした・・・・ |
延々と続く長い階段。 重い機材と蒸し暑い変な陽気のせいでもはや汗だく。 でもここは階段があるだけマシなんですが。 |
これでもまだ半分も登ってなかったと思います^^; この辺りから写真を撮ってる余裕が無くなってきました。 |
中部砲台跡
島の一番高い場所にある中部砲台跡に着いた時にはもはやぐったり。 運悪く雨が降ってきて、兵舎の中に逃げ込んだりしてました(-_-;) 上から撮れば全体を見渡せて良さそうでしたが、慌てて差したせいで傘が壊れたし、クタクタなので早く下りたいとしか考えられなくなっていたようです・・・ |
後は降りるだけなので、せっせと歩いていましたが道の様子がどうもおかしい。 これはまだマシな方で、下りだと雨で泥濘んでるのもあって大変でした。 三脚を伸ばして杖がわりにしたりとか、もう写真を撮ることすら無理^^; 後で気が付いたのですが、中部砲台跡にはビジターセンター側から行ける舗装された楽な道があったようです。 |
野ざらしタンク跡
そんなこんなでヘトヘトになりながら大分下ってきた場所の野ざらしタンク跡です。 最初何かと思ったけど、タンクを横に寝かせておく台なんですね。 こんだけの毒を扱っていた島なので、土壌の深くにはヒ素とかが結講残っているとか。 でもウサギが沢山住んでいるくらいなので、遊びに来るのは全く問題ないですけどね。 |
毒ガス貯蔵庫跡
ようやく休暇村のビジターセンターに降りてきました。 ビジターセンターの隣には毒ガスの貯蔵庫がありました。 この時、途中の山道で超お気に入りの帽子を落としていたことに気が付いてガッカリ。 |
幹部用防空壕跡
偉い人だけが入れる「しっかりとした作り」の防空壕だそうです。 ちなみに従業員用は地面に1mくらいの穴を掘って草を被せただけのもので、「たこつぼ」と呼ばれていたようです。 偉い人はいつの時代もズルいですな。 |
島のうさぎたち
廃墟巡りが終わったらのんびりうさぎを撮ろうと思っていたのですが、あまりの厳しい行軍で下りてきた時には精も根も尽き果てておりましたw 餌もどこかに売っていたはずなのですが探す元気も無く遠目から少し撮っただけ^^; でも餌をあげるためだけに島に遊びに来てる人もいるようで、キャリーカーに沢山の野菜を乗せて島を周っていたようです。 うーん、うさぎと戯れたかったなー |
というわけで、下調べ不足で大変な目にあいつつも何だかんだで楽しかった「うさぎの島 大久野島」散策でした^^;
撮影後記
今回の旅の行程では行けないかと思っていた大久野島ですが、日中の竹原の予定を少し圧縮することで行く事ができました。
撮影時は曇りとか雨でしたが、午後からは良い天気に変わっていきました。
この日は憧憬の路の2日目でもあったので、この後すぐに大久野島を後にして竹原に飛び帰った次第です。
今回ぼくは自分の準備不足で大変な思いをしてしまいましたが、この島自体は外周がサイクリングロードになっていたり、主要な散策路は全て舗装されていたりと、非常に散策しやすいスポットであります。
特に「手の届く場所にある廃墟」と言うのが貴重らしく、廃墟マニアには人気が高いようですね。
普通なら見つけるのも行くのも大変でしょうから、フェリーを下りて3分で行ける廃墟ってのも楽しいですね。
廃墟自体は昔から結講興味があって、カメラを買う前から「廃墟ディスカバリー」さんなどを見て楽しんでいました。
でも実際に行くのは骨が折れそうなのでなかなか行動出来なかったのですが、大久野島は(道さえ選べば)とても手軽で楽しい場所だと思います。
そのうち軍艦島とかにも行ってみたいですね。
ツアーあるし^^;
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