かねてより検討していたNASを導入しました。
難しいことはよくわからないけど、とりあえずこれでたっぷり写真が保存できます！
写真を始めた時に肥大していくであろう撮影データを見越して2TBのHDDを増設しましたが、その程度ではあっという間に容量が足りなくなってしまいました。
ワンフェス等のイベントやフィギュア撮影以外のデータはブログアップ後は殆ど見ることもないので然るべき時期がきたら消すようにしていましたが、それでも増えていくのは仕方のない事でいよいよ残容量が厳しくなってしまいました。
写真データも大切ですが、音楽データやサイトのバックアップ等を何の保険も無く置いているのが怖かったので、この際RAIDを組むことを前提でHDDの増設を検討しました。
正直、メインPC以外のでデータアクセスはしないので、NASでなくてもRAID5さえ構築できればHDDケースでも良いかなと思い、ちょうどロジテックに条件に合ったものがあるので色々調べてみました。
しかしどうもケースの電源が弱いとか、動作音がうるさいとかいう情報が多かったので却下。
ケースが壊れてもHDDが無事なら良いのですが、RAIDを組んでまで守りたいデータなら最初から信頼性が高いものが欲しいと思い、初期費用が高くなりますが思い切ってNASの導入に踏み切ることにしました。
NASですとアイ・オー・データやバッファローが売れ筋のようでしたが、HDDが製品に付属してくるため価格が高く、購入後のHDD換装も面倒臭いし無駄だしでどうしたものかと悩んでいました。
そこで見つけたのがQNAP製品で、素人の自分には聞き慣れないメーカー名で選択肢に無かったのですが、調べてみると信頼性が高くサポートも良さそうな感じでした。
そして何よりHDDは自分で好きなものが入れられるのが大きかったです。
で、色々検討した結果「QNAP Turbo NAS TS-421」を購入しました。
買ってみるとセットアップも簡単で素人の自分でも迷うこと無く環境を構築することが出来ました。
今回はその導入までを簡単にご紹介など。
QNAP Turbo NAS TS-421 到着
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| 増税も控えているし、どうせ買わなきゃいけないものということでサクッとAmazonに注文。 SOHO用のオーソドックスなモデルですが、自分しかアクセスしないので充分すぎるほどの性能です。 一緒に買ったHDDは超定番であるWD Redの3TBを4つ、これをRAID5で運用するので得られる領域は9TBになります。 |
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| 本体はとてもコンパクトですが、電源部は別になっているのがやや残念。 端子も豊富なようですが、自分はLAN以外は使うことないでしょう。 デザインは好みなので満足。 |
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| 同梱の説明書らしきものはこれだけ。 一瞬驚いてしまいますが、QNAPのwebにアクセスすると機種別のセッティングガイドを見ることが出来るのでご安心を。 |
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| 付属品はACアダプタ、ACコード、LANケーブル、HDD取付ネジ。 HDD取付ネジ取付ネジは別にチャック付きの袋が付属していて余っても保管に困りません。 |
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| HDDを順番に装着していきます。NASと言えばWD Redということで迷うことなくRedを選択。 少し割高ですが静かだし耐久性も高いということでストレージ向きですね。 今現在は自室で運用していますがTS-421のLEDにが点いていないと起動しているのが分からないくらい静かです。 TS-421自体もかなりの静音で評価が高いのもあるのでしょう。 |
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| 本体のコンパクトさを活かして机の下に置いてあるデスクトップPCの上に重ねて設置しました。 TS-421をハブに接続し電源をオンにしてブート開始後にウェルカムメッセージを確認、次はPCでのセットアップに入ります。 |
セットアップ
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| 本体に同梱されている名状し難きマニュアルのようなものに記されたURLにアクセスすると、親切にも機種別に作られたオンラインマニュアルを見ることが出来ます。 |
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| 英語マニュアルになりますが図で解説された非常に分かりやすいものですので問題はなかったです。 既に設置まで終わらせてしまっているのですが、念の為手順を再確認しながら読んでいきます。 |
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| 設置編らしき解説の次はQfinderというアプリケーションをインストールするように促されます。 これはネットワーク上に接続されたQNAP製品を設定するためのアプリケーションですので指示通りにインストールします。 |
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| Qfinderをインストールし起動するとセットアップウィザードが開始されます。 「クイック」と「手動」がありますが、「クイック」を選ぶと問答無用でRAID5で構築が始まってしまうようですので、RAID5以外で運用する場合は「手動」を選びます。 Qfinder及びNASのOSは全て日本語化されていますので、これ以降はかなり取っ付き易くなりました。 |
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| うちはRAID5での運用ですが「手動」を選んでみるとこういう画面が表示されます。 サーバー名などの項目は後で簡単に変えることが出来ますが、RAID設定はこの時に決めておかないと大変そうです。 |
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| Qfinderでのセットアップはこれで終了で、あとはTS-421の準備が出来るまで待ちます。 当然残り時間は当てにならず、この時は確か約90分ほどかかったかと思います。 Qfinderでの設定が完了したら左上のログインを押してブラウザ上からNASにアクセスします。 NASのログイン画面をブックマークしてしまえば、これ以降にQfinderを使用する必要はありません。 |
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| ブラウザからTS-421のデスクトップにアクセス。 ものすごい既視感のあるというか慣れ親しんだ感じのデスクトップが表示されていますね・・・！ TS-421のセットアップは終わっていますがRAIDの構築は続いていて、うちは平行して色々な作業をしたせいかプロセス終了まで1日半ほど掛かりました。 |
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| ストレージマネージャを開いてHDDの状態が正常か確認します。 他にも通常使う設定としてアンチウィルスやメール設定など。 アンチウィルスは定義ファイルの更新とスキャンを定期的に行うようにセットしておきました。 そのスキャン結果やエラーの発生時の発報を設定したメールアドレスに送ることが出来ます。 送信側はGmailにしておけば設定も楽ちん。 |
PCにネットワークドライブとして認識させる
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| これまでの作業でTS-421の準備は整ったので、次はNASをPCに認識させて使えるようにします。 今回はデータ格納用の共有フォルダとして「NAS-DATA」を作成しました。 共有フォルダを作成するとユーザーのアクセス権の設定に入りますが、自分だけならデフォルトのadminを使えば良いと思います。 他のユーザー名を設定している場合は個別にアクセス権の設定をしてあげます。 |
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| 共有フォルダを作ったらそのフォルダをネットワークドライブとして認識させてやります。 マイネットワークを開くとNASは「MAKOTO-NAS」という1台のコンピュータとして表示されていますので、ダブルクリックすると先ほど作成した「NAS-DATA」という共有フォルダが表れます。 NASで設定したユーザー名・パスワードを入力すると共有フォルダを使用することが可能になります。 |
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さらにその共有フォルダをドライブとして使うために右クリックで「ネットワークドライブの割り当て」を選択し、任意のドライブを割り当てます。 先ほど入力したユーザー名・パスワードは資格情報を記憶するにチェックを入れても再起動後に何故か無効になってしまいましたが、コントロールパネル＞資格情報マネージャーに登録してやることで解決しました。 |
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| これで晴れてPCでネットワークドライブとして使うことが出来るようになりました。 実質約8TBの領域を手に入れたので、とりあえずはiTunesの音楽データとRAWデータを大移動してみました。 RAWはLightroomのライブラリのエクスプローラ上で今まで場所からNASにドラッグアンドドロップすれば調整データを引き継いで移動できます。 その場合は最初にNAS上から写真データを読み込んだ履歴がないとNASがLightroomに認識されてないので注意。 あらかじめ適当な写真を1枚読み込んでおけばOKです。 |
導入後記
初めてのNASなので上手く設定できるか心配でしたが、思っていたより簡単に構築できて良かったです。
このまま転送速度の測定などもするのがレビューとしては親切なのでしょうが、数値見ても良く分からないし面倒臭いので省略で。
まあこれで日々増え続けるRAWデータの行き場ができ、消えたら困るブログのバックアップや音楽データが守られることになって満足です。
今現在の使い方ですが、撮影したRAWデータはそのままNASに入れてはおらず、まずは今までの内蔵HDDに放り込んで現像しています。
ブログにアップしたりしてアクセスしなくなったらNASに放り込むといった具合。
試しにNASからRAW現像してみましたが特に遅さも感じなかったので直接NASに入れてしまうかとも思いましたが、ワンフェスなど枚数が多くなる時に遅くなりそうなのでとりあえずは理論的に速い領域で現像・不要なデータの削除をして、その後にNASで保管というやり方にしました。
やはりNASの用途自体は倉庫なので、作業にスペックが求められるLightroomは向いてないと思いますしね。
どこのメーカーのNASにするか長いこと悩んでいましたが、QNAPの製品はかなり理想通りで購入して大満足です。
設置後の設定が少し手間が掛かりますが、最初だけのことですし特に問題はないでしょう。
しかし、この容量がいつか足りなくなる事も有り得るので、今後は不要な写真の削除などデータ整理にも時間を割いていかないといけませんね。
あとここまでして守る価値のある写真が撮れるように頑張らないと・・・！（血反吐
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QNAP TurboNAS TS-421 QNAP(キューナップ) by G-Tools |
