登場以来、各社が独自に展開して来て混沌としていた電子書籍市場ですが、淘汰・撤退などが繰り返され「やはりAmazonが最強」という結論に達し、ちょうど先日の角川のセールやVayageの発売とタイミングが良かったのでkindleを購入しました。
Kindleストアの品揃えと絶対に潰れないであろうAmazonの信頼感に勝るものなしです。
以前からコミックはiPadやCloudリーダーで読んだりするのでKindleストアで買っていましたが、電子書籍専用端末は初めて手にすることになります。
自分は「本はやはり紙」と思っていたので電子書籍には抵抗がありましたが、使ってみるとこんなに便利なものだとはと驚くばかりであります。
Kindle Voyageは11/4の発売でしたが、予約が遅かったのでお届け予定は11月末になってしまいました。
が、届けが前倒しになり先日の到着となりました。
自分としても初めての電子書籍端末ということもあり、かなり楽しみにしていたので到着が待ち遠しかった・・・!
開梱するとでのガイドが表示されたKindle Voyageが鎮座。
初めてなので説明の書いてあるフィルムが貼ってあるのかと思ってしまいますね。
ちなみに購入したのは広告なしのWi-Fiモデル。
広告は読書時には出てこないということなので別にいいかなと思ったのですが、もし生理的に無理なウザさだったら困るので広告なしにしておきました。
米国では差額を払えば広告付きモデルでも広告なしに出来るようですが、日本はどうなんだろう。
もろもろのセットアップを完了し、すぐに使えるようになります。
Kindle Voyageを予約した瞬間から自分のアカウントにKindleが表示されていたので、いくつか配信しておきました。
電子ペーパーなので液晶のようなレスポンスは無理ですが、Kindle上で必要な操作には十分でした。
というか設定している時点でディスプレイがめっちゃ綺麗な事が分かりますね。
背面は滑りにくい材質でホールド性はかなり良いです。iPadあたりとは比べ物にならないほど手に吸い付く感じ。
ただ手の脂がかなり付いてしまいますが。
電源SWは背面にあり、少し位置が微妙だなと思いましたが、この辺りは慣れなのかも知れません。
自分は今は専用ケース(AA)を使用しているので、蓋を閉じれば自動的に電源が切れるためSW操作の必要はありません。
ただ裸での持ち心地がすこぶる良いのでケース無しで使いたかったですが、やはりケースに入れていたほうが安心なので。
早くにKindleを利用している方には今更な話だと思いますが、字の大きさ・行間・余白の調整ができるのはホント便利ですね。
このKindle VoyageはKindle史上最高の解像度ということで、最小のサイズでも文字がクッキリしています。
自分は今のところ最小のサイズに上下の余白を足して使っています。
少し目が疲れてきたらフォントのサイズを変えれば良いだけなので楽なこと極まりないです。
しかしE Inkは凄い見やすいですね。しかもバックライト付きなので暗くても問題なく読める。
Kindle Voyageにのみ付いている機能が「ページめくりボタン」になります。
ラインの方が送り、ドットが戻りで、軽く押すと「クンッ」と心地よいバイブレーションとともにアクションが起こります。
この機能、使うまでは「スワイプするから別にいらないな~」と思っていましたがとんでもなかった。
瞬間でも指を離すこと無くページがめくれるので、一度使うとこの機能なしではいられなくなります。
むしろスワイプを全く使っていないくらいです。
この「ページめくりボタン」は左右に付いており、どちらの手で持っていても片手の操作が可能になります。
紙の本の圧倒的優位な点は「今読んでいる部分がこの本のどのあたりなのか」ということが一瞬で分かることだと思います。
Kindleも読書の経過をパーセントで表示したり、読み終わるまでの残り時間を表示したりとたくさんの工夫が見られますが、これに関しては紙の本と同等の感覚を得るのは難しそうです。
左手と右手のページの厚みが移り変わることによって物語の経過を感じられるのは紙ならではの利点ですね。
もちろんその厚みがあることが紙の欠点でもあるのですが。
Kindle Voyageは300ppiの高解像度で電子ペーパーのKindleの中では最高の解像度となっています。
なのでコミックもかなり快適に読めるんじゃないかと言われていたので試してみましたが、これは予想通りかなり快適に読めます。
1ランク下のモデルのKindle Paperwhiteでも不自由なく読めるようですが、ネットの比較を見てもKindle Voyageの方が圧倒的に解像感がありました。
試しに好きなコミックの「蒼き鋼のアルペジオ」(AA)の既刊を全部購入して一気に読んでみましたが、ページめくりも快適で遅くなったり反応が鈍くなったりも無いようです。
コミックに関しては画質・レスポンスもろもろを考えるとiPad・iPad miniがベストなリーダーだと思いますが、Kindle Voyageでも満足に見れると思います。
「なんとか見れる」ではなく「満足に見れる」と言えるレベルの解像度です。
あと目が疲れにくいのと端末が軽いというメリットもあるので、コミックも積極的に買っていこうかと思います。
難点は内蔵ストレージが4GBと少ないので、容量の大きなコミックは数が入らないことですね。
まあネット環境があればAmazonのクラウドからダウンロードすればいいだけなので、内蔵ストレージはこの程度でいいのかもしれません。
使ってみた感想
なんでもっと早くKindleを買わなかったのか!
今では毎日持ち歩いて読書ライフを楽しんでいます。
結論は満を持して買おうと思った時に、性能的に満足のいくVoyageが発売してくれて良かったと思います。
価格的にはKindle Paperwhiteの倍以上となっていますが、ディスプレイの性能やページめくりボタンなどの機能面でのバリューを考えると断然Voyageがお勧めです。
Kindleを手にした自分がこのまま完全に電子書籍に移行するのかというと、紙は紙、電子書籍は電子書籍でいこうと思います。
今まで買っていたものは継続して紙で買うことにしますし、紙で欲しいタイトルというのも沢山あるかと思います。
電子書籍はというとやはり長期に持ち運びたいもの、例えばシリーズ物の小説とか。
突発的に読みたくなってKindleストアで買ったりする本もありそうですし、一番の買い時のセールでごっそり買うことも多いでしょう。
それにしても買うまでは「単にタブレットがひとつ増えるだけ」と思っていましたが、ほんの一週間使ったくらいでぼくのライフスタイルを大きく変えてしまったKindleちゃん・・・・恐ろしい子!
Kindle Voyage Wi-Fi、電子書籍リーダー Amazon 2014-11-04 by G-Tools |