京都アニメーションによるTVアニメ「氷菓」のヒロイン、千反田えるの自宅のモデルとなった「加茂荘」に行って来ました。
毎週楽しみで仕方がない「氷菓」ですが、あの千反田邸のモデルになった庄屋屋敷が存在しているとのことで早速行ってみました。
モデルとなったのは「加茂花菖蒲園」内にある加茂荘と呼ばれる庄屋屋敷です。
加茂花菖蒲園外観
加茂花菖蒲園に向かうとまず正面の門があります。 現在はここからの出入りは出来ず、左手にある受付からになります。 千反田邸の門とは異なりますが、左右の塀は明らかに酷似しています。 |
加茂荘外観
加茂荘は加茂花菖蒲園が管理されている沢山の草花の中にあります。 素晴らしい環境の中で大切に保存されている建物です。 |
こちらが加茂荘の門です。 本編のものとはやはり違いますが、なんとなく似ているような気はします。 |
加茂荘内部
入ると右側に座敷、左に釜があります。 火鉢は本編にも登場しました。 |
縁側
「場所を変えて」移動した縁側。確かに気持ちいです。 本編の通りの場所です。 |
奉太郎が通された廊下
奉太郎がえるの家を訪れて玄関から座敷までの長い縁側廊下の元になった場所。 実際は千反田邸のように長くはなく、すぐに右に曲がっています。 |
縁側廊下を歩いていると沢山の置物が奉太郎の目に止まります。 細かい細工なども完全一致しているようです。 |
ざっと写真を貼っただけで申し訳ないですが、見ていただいてこの加茂荘が素晴らしい建築物であることが伝わっていれば嬉しいです。
今回の舞台はけいおんの豊郷小旧校舎群のように細部まで一致している建物ではなく、千反田邸は加茂荘をモチーフとして架空の間取りを持った建物のようです。
- えるの部屋はなし。
- トイレはなし。
- 玄関はなし。
といった具合に存在していない部屋も本編に多々出てきます。
もしかしたらぼくが見落としているだけかも知れませんが、何はともあれこの縁側は素晴らしく心が安らぐ癒しの空間です。
ぜひ一見を。
本編には出てこない加茂荘
今後も千反田邸のシーンがあれば出てくるかも知れないと仮定して幾つか写真を残しておきます。
とは言ってもぼくは原作未読なのであくまで希望的撮影ですが。
でも氷菓は関係なく、加茂荘の写真は撮影していて楽しかったです。
裏にある蔵がとても時間の重みを感じさせるいい味を出してました。
縁側の池と裏の池は繋がっています。
が、4話の千反田邸上空からのカットを見ると京アニさんは更に大きくしてしまったようですw
あと加茂荘には水鳥が沢山いました。
水鳥の餌は50円で買って自分であげることが出来ます。
あの縁側に腰掛けながら水鳥に餌をあげていると、浮世とは世界線が変わったように感じますので是非。
探訪後記
この写真は奥にある公開されてないお寺の跡ですが、このあたりの「風が抜けるイメージ」がとなりのトトロ、そしてもののけ姫を制作する際の参考になったそうです。
この話を職員の方から聞いたときに驚きましたが、そういう経緯があったからこそ京アニが意識して「氷菓」の舞台に選んだのかもしれないですね。
しかし京アニさんは毎回良い場所を舞台に選んでくれますね。
アニメ絡みでなければここに訪れることは無かったと思うと感謝せざるを得ないです。
加茂花菖蒲園ですが、豊郷小旧校舎群のように無料ではありません。
加茂花菖蒲園の入園料は1050円。
加茂荘の座敷に上がるのに寸志として500円。
ここに来てまず驚いたのが、たくさんの方がここの手入れを完璧にしているということ。
毎日雑草をむしって、毎日かまどに火を入れて室内に虫が入らないようにして、毎日掃除機をかけて加茂荘の座敷を綺麗にして。
合わせて1550円。安いです。
新東名が開通してアクセスも便利になり、森掛川ICから数分の好立地になりました。
オススメの癒しスポットです。
さて、今回は氷菓の舞台探訪のエントリーなので加茂荘の写真のみですが、加茂荘は加茂花菖蒲園の一部の施設に過ぎません。
後日のエントリーで素晴らしい花の写真もアップしたいと思います^^
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