前々から欲しかったAdobe Photoshop Lightroom 3を購入しました。
ついでにPhotoshopElements 10も。
まだ買ったばかりで使いこなせていませんが、現像ソフトであるLightroomについて書いてみました。
PhotoshopElements10
Photoshopは文字入れとかに使ってたんですけど、ぼくのPCではなく家族のPCにしか入ってないので、いちいち共有フォルダに入れて別のPCで作業して戻るみたいな面倒な事をしてました。
ぼくの使い方だとElementsで充分なのとLightroomの乗換えフラグを立てるために購入。
これで一台のPCで完結出来るようになりました。
Photoshop Lightroom 3
さて本題のLightroom3ですが、今は大変お買い得な特別提供版なるものが出ているので格安で買うことができます。
まともに買うと3万超える値段なので、これはすごいお値打ちですよね。
でもこれには条件があって、「乗換え対象のAdobe製ソフト、もしくは乗換え対象の他社製ソフト」をお持ちの方のみが買うことができます、ということです。
調べてみたら便宜上そういうふうに表現しているだけで、乗換え対象のソフトを持っていなくても動くみたいですね。
実際ぼくのも動きましたし、付属のシリアルを入れるだけで特別なアクティベーションはありませんでした。
形式上Adobeにメールか郵送で申請しなきゃいけないですけど、Adobeの返事は「有難うございます」だけみたいですよ。
一応ぼくの場合はElements10を同時購入したので、Elementsが乗り換え元ということで理屈的にOKですけど。
つまりAdobeはLightroomを売りたいんですね。
既にLightroom4βがリリースされているので、3で一気にシェア取りって感じでしょう。
4が正式に発売されたらこのキャンペーンも終わりそうだし、ここは思い切って購入したということです。
Lightroom3 ライブラリタブ
ということで、早速インストールして使ってみたら調整項目多すぎて気絶しそうになりました。
でも少し慣れてきたら使いやすいし、重いと言われてるけどぼくの環境ではサクサクなので、これは相当使える現像ソフトなんじゃないか!という気になってきました。
カメラからはEOS UtilityでRAWを吸い出して今まで通りに保管。
Lightroomで読み込みにいきます。
これはライブラリタブの画面。左には対象ボリュームなどの情報、右にはメタデータが表示されます。
Lightroom3 現像タブ
これは現像タブ。
左にはヒストリー、右には調整項目のパレットが表示されます。
上段にあるLightroomのロゴの入ったバーは消せるのでもう少し広く使えます。
Lightroom3 デュアルモニタのセカンダリ活用
2画面で使っていればセカンダリに一覧や比較画面、編集中の画像の拡大画面などを表示させることができます。
これは知らなかった機能なので超便利です。
これから買う人で1画面の人は、もうひとつモニター買ったほうが良いと言うくらい便利です。
ちなみにサムネイルの大きさはスライダで小刻みに設定できます。
細かいことですが使いやすいです。
Lightroom3 各調整パネル詳細
それではいよいよ膨大な量の調整項目をズラリとご紹介します。
ヒストグラムおなじみのヒストグラム。 |
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基本設定基本的な項目が入ったパネル 階調ですが、これだけでも露光量・白とび軽減・補助光効果・黒レベルと4項目あるので細かく調整できますね。 個人的には彩度が「自然な彩度」「彩度」と2種類あるので、彩度のみより色がきつくならなくて良いと思ってます。 |
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トーンカーブLightroom の現像モジュールのトーンカーブグラフは、写真画像の階調の変化を表します。横軸は元の写真画像の階調値(入力値)を表し、左端がブラックで、右に行くほど明るい階調値になります。縦軸は補正後の階調値(出力値)を表し、原点がブラックで、上に行くほど明るい値になります。このトーンカーブを使用して、基本補正パネルで写真に対して行った補正結果をさらに微調整できます。(Adobe) ぼくが一番よくいじるのがトーンカーブなのですが、これも4種類もあります。 |
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HSL・色相 色を変更します。例えば、青空(その他のブルーの被写体すべて)の色をシアン寄りからパープル寄りに変更できます。 ということですが、全く使いこなせそうにありません。 |
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カラーカラーパネルでは、カラーチップをクリックして、補正対象の色範囲を表示します。(Adobe) ここまで使いこなせるのだろうかと不安になってくるくらい調整できます。 |
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B&W現像モジュールの「B&W」パネルを使用すれば、自動的に写真を印象深いモノクロ写真に変換できます。さらに細部までこだわりたい場合は、各色域を個別に階調補正することも可能です。(Adobe) この機能はLightroom3からの機能みたいなのですが面白そうですね。モノクロでも一発機械まかせではなくて細かく調整できるということですよね。 |
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明暗別色補正Photoshopのグレースケールモードの画像にはカラー情報がありませんが、Lightroomでは基本補正パネルとトーンカーブパネルの階調調整ツールを使用して、これらの画像の階調を補正できます。明暗別色補正パネルのオプションを使用すれば、カラーの階調表現に変換することも可能です。Lightroomは写真をRGB画像として処理し、RGB 形式で書き出します。(Adobe) ほほう、なるほど、すごい(白目) |
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ディテール高感度撮影には付き物のノイズをここで処理します。 ちょっと試しにノイジーな写真を現像してみたら、あまりボケること無くノイズを低減できました。 |
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レンズ補正レンズ特性による周辺光量落ちやゆがみ、色収差を補正するパネルです。 ぼくの場合EF-S15-85 IS USMの周辺光量落ちが激しいためによく使います。 |
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効果周辺光量を調整して雰囲気のある写真にすることができます。 |
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カメラキャリブレーションLightroom では、サポート対象の全カメラ機種に対して 2 つのカメラプロファイルを使用して、RAW 画像ファイルが処理されます。これらのプロファイルは、ホワイトバランスが異なる各種の光源条件下で色付きの被写体を撮影した上で作成したものです。ホワイトバランスを設定すると、カメラの機種に合ったプロファイルを使用して、色情報が自動的に推定されます。(Adobe) なんだか設定しておけば勝手に良くしてくれそうな感じです。 |
というわけでものすんごい量の調整が出来るみたいです。
正直ぼくには使いこなせないと思うけど、使いたい機能もあるわけなので自分なりに勉強したいですね。
Lightroom3とDigtal Photo Professionalの比較
しかしこれだけの機能なら
「失敗した写真も救えるのではないのか」
と思ってしまいますね。
ちょっとやってみましょう
先日の東京オートサロンで撮ったものですが、完全に露出不足で失敗した写真です。
まだ使い方が全然わかってないのにアレですが調整をちょこちょこ・・・・
白が飛び気味ではありますが、救えたと言っていいレベルではないでしょうか。
ちなみにこの写真はDPPでも無理くりトーンを底上げして公開したことがあります。
せっかくなのでDPPとの比較をしてみましょう。
■Canon Digtal Photo Professional(2012.1.13 FlickrにUP)
■Adobe Lightroom 3
すいぶん違いますね。
DPPで補正した時はなんとか上手く出来た!と思った記憶がありますが、にわか仕込みのLightroomのほうが遥かによく見えます。
人物の光量・肌の色を確保しつつ、背景の模様を飛ばさずに残せてます。これならもう少し顔色に重点を置いても良さそうなくらい。
バリバリ使える人がやればもっと見違えるようになるかもしれませんね!
Lightroom3を使ってみての感想
Lightroom3を買うかどうするか今まで迷っていたのだけれど、結論は早く買えば良かった!としか言えないくらい素晴らしいソフトですね。
上でも書きましたが、欲しい人は特別提供版のあるうちに買っておいたほうが良いと思いますよ。
まるっ!
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