さてさて、AMAKUNIより発売になった魔王さまはレビューをみているとめっちゃ好評のようなので、ウチもせっせと撮影してみました。
『まおゆう魔王勇者』といえばネット発祥の異色の作品ですが、アニメ化もされてかなり盛り上がりましたね、特に駄肉が・・・!
その駄・・魔王をイラストレーター尾崎智美氏が描きおろしイラストとしてwebにアップしたのがきっかけでこのフィギュアが生まれたとか。
原型製作は内嶋靖浩(essence.)氏によるもので、個人ディーラーとしても黒猫など有名な作品を数多く製作しており、特に肉感の表現などが素晴らしく、この「魔王」を製作するにあたり氏に白羽の矢が立ったのはごく自然な流れだったのかもしれません。
で、その「魔王 オーバーオールVer.」がついに発売とのことでウチでも早速レビューになります。
ではではどうぞ。
レビュー
メーカー/商品名 | AMAKUNI 魔王オーバーオールVer. |
発売日 | 2016年1月 |
作品名 | まおゆう魔王勇者 |
価格 | 通常版:12,800円(税込) 限定版:14,800円(税込) |
仕様 | PVC塗装済完成品 1/7 全高:約22cm |
原型製作 | 内嶋靖浩(essence.) |
外箱&ブリスター。 1/7とやや大きめのスペックですが、そのスペック以上に本体は肉厚な印象。 付属は豪華な台座と鍬、馬鈴薯の入ったバスケット。他にも差し替えの髪パーツが同梱。 |
オーバーオールたわわ魔王「この我のものとなれ、勇者よ!」 ぼく勇者「喜んで!」 |
ぐるり一周、台座や付属が豪華なのでかなり見応えのあるフィギュアになっています。 |
収穫を喜び微笑む姿が非常に愛らしい。 |
塗装もアイプリも美しい顔は、口の中まで造形されていてすごい。 |
オーバーオールは質感を出しながら、元イラストのテイストも尊重していて素晴らしい出来栄え。 |
駄肉祭り過ぎて眼福の「魔王」の原型を手掛けたのは内嶋靖浩氏で、個人ディーラーや商業原型の作品でもその肉感の表現には眼を見張るものがあります。 この魔王も胸回りや腰の造形が半端ないですが、個人的には二の腕のプニプニ感がすごく気に入ってます。最高。 |
オーバーオールと靴のシワの表現はダイナミックで見た目もすごく気持ちのいい造形で見ていてすごく楽しい。 |
台座は豊かな大地を表現したもので見た目も豪華。 この台座のおかげで魔王本体がより一層素晴らしく見えます。 |
バスケットにたっぷり入った採れたての馬鈴薯も丁寧に造られていました。 |
鍬は質感も高く、アクセントとしても見栄えが良いです。 |
指がすごく綺麗なのが気に入りました。 こういう細かいところはバリやササクレみたいなのがあったりするのは仕方ないのですが、この「魔王」はホント綺麗に処理されていたのでレビュワーとしてはすごい嬉しい。 |
差し替えパーツでカチューシャ無しの姿も再現可能
魔王の角はカチューシャという設定なので差し替えでカチューシャ無しの姿も再現可能に。 |
こんなカントリーガールがいたら一発で惚れてしまいます。 |
あとは適当に
というわけで「フィギュア撮影 AMAKUNI 魔王オーバーオールVer.」でした。
かなりクオリティの高いフィギュアで大満腹でございました・・・!
かなり細かい部分まで丁寧に仕上がっていたり、元イラストのテイストを損なうことない表現での安定した量産など、先日レビューした「天津風」もそうですが最近のAMAKUNIフィギュアはお世辞抜きでかなり良いですね。
この「魔王」は尾崎智美氏がwebにアップしたイラストが元になっていますが、作中とはまた違ったイメージでの立体化でありながら、作中でもそうなってほしいという思いも感じられた逸品でした。
撮影後記
手に取る前まではこの駄肉をどうしてくれようか・・・!と邪な気持ちで一杯だったのですが、実物を見ると本当に素晴らしいフィギュアで、その造形にただただ関心するだけでした。
素肌の柔らかい質感とオーバーオールの硬い質感が上手に共存していて、見ていても楽しいしもちろん撮るのはもっと楽しい。
で、やはり気を付けたのが絶妙であると同時に微妙な陰影を絶対に殺さないようにすること。
この赤丸あたりの微妙なラインが見えなくなってしまったら、駄肉どころかただの平面になってしまいますので。
一番美味しい部分がうまく伝えられていれば良いなと思います。
©2013 Touno Mamare / PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION ENTERBRAIN / Projectまおゆう